英語、英文字を活用しよう

文字の特性を利用して名刺にプラスの味付けをすることがデザイン技術として多々あります。

デザインがどうも物足りないなぁと感じてしまう時に付け足すと締まりがよくなるのが英文字表記です。
「名刺ファースト」のデザインテンプレートもほとんどのものに英語表記を加えております。

 

デザイン的な英文字の良い点といたしましてはその文字自体がデザインオブジェクトとして扱えることと変形や文字欠けしても違和感が出ないという点です。途中で切れていても違和感なくデザインとしてポイントになり得ます。
英字新聞等の透かしバックを活用すればそれだけで高いレベルのデザインレイアウトができたりもします。

さらには以前コラム「名刺とフォント」に書かせていただいたようにフォントの特性(フォントに付随しているは意味合い)を把握してそのデザインの訴求する、ディテールにマッチした英文字を配するとプラス無限大のデザイン性向上が計れます。

 

コラム「名刺とフォント」を読む

いざという時にデザインの味付けにもなる英語表記。社名やURLだけでなく、キャッチフレーズや企業理念の英語版などもご用意してみてはいかがでしょうか。
(※ 尚、WEBの翻訳サイトも多々ございますが自動変換サイトの場合は実際の英語表現と少し異なることが多々ありますので、英会話の堪能な方に調べてもらうのがいいかもしれません。)

日本語、書体、フリーハンドを活用しよう

手書き風の書体の温かみはフォントに勝ることがあります。
フリーハンドでコメントを添えられた名刺やハガキで、有るのと無いのとでは価値としても変わってくるように感じます。

名刺とハンドライト文字の関係でよくあるタイプとして

  1. 1.書家のプロの方が手書きした文字を画像化して挿入記載するプロの書名刺
  2. 2.余白を活用して渡す人に合わせて手書きコメントを書き込む後で加筆名刺
  3. 3.筆書き風のフォントで座右の銘的なコメントを挿入する筆書き風名刺
  4. 4.手書き風のフォントを使用して文字を編集する手書き風フォント名刺
  5. 5.ペンタブレット等でイラスト+手書き文字で作り上げたイラストレーター名刺

上記5つが今まで扱ってきた手書き活用の名刺のタイプになります。
1と5はプロフェッショナル級のテクニックを要しますので少々タイプが異なりますが、弊社のテンプレートを使って作成する場合も「手書き風フォント名刺」や「筆書き風名刺」などは標準価格での作成も可能ですので、興味をお持ちの方はご注文後の校正時に文字(フレーズ)を手書き風にとか筆文字タイプでとご依頼いただきましたらデザインにあわせて特殊なデザインフォントで提案させていただきます。
 

尚、あくまでフォントですので実際の手書き文字に比べますと味わい深さは限界もあります。特殊文字でデザインの場合はよくよくご考慮いただいて名刺の種別や職種にマッチするものをご検討いただいて校正いただければと存じます。

 

見せる文字か、読ませる文字か

文字には見せる文字読ませる文字の2種類が存在します。
名刺の場合は見せる要素がかなり高い部類の印刷物に区分けされます。
じっくり読み込む要素はプロフィールや社歴、会社の理念などを裏面に記載する場合などになってくると言えるのですが、通常表記する会社名も名前も基本的には見せる文字との認識でいいと思います。
 

見せ文字の場合の特徴

 

1.太さ(ウエイト)を操る
2.フォルムを操る
3.サイズを操る
4.カラーを操る
5.余白・字間を操る

これらの要素を操ることで見せ方は様々な味付けが加味されます。名刺の場合4番の文字の「カラーを操る」ことはあまり推奨いたしませんが、例えば少し「やさしさ」を表現する場合に文字を「K100」のまっ黒から「K85」の濃いグレーにすること等はよく使う手法です。
サイズに関しても特に和文文字というのはフォルムが漢字とカナ文字、漢字でも画数の多い文字や少ない文字等、様々な形状がある為フォントで表現すると極めて風味の飛んだ形状にまとまってしまいます。
なかなか名刺ではここまでこだわりませんが例えば、画数の多い漢字を少し大きく、画数の少ない文字を少し小さく、平仮名はさらに小さめにして文字の大きさを調整してみると全体の風合いがぐっと深いものになります。

文字表記は奥が深いものがありますので上記の項目もこだわり出すとキリが無いほどです。
デザイナーの経験にもよりますがそのクライアントがどのような人となりかを予測・推察してそれにふさわしい字体の見せ方をデザインに反映させることも製作側の立場として向上していくことが求められています。

読ませる文字の組み方は・・

名刺の場合あまり読ませる文字の項目は少ないのですが、参考までにどのような基準があるかを考えたいと思います。
 

読ませる文字の特徴

1.字体の選択
2.字間の操作
3.行間の操作
4.行文字数
5.レイアウト
6.ページネーション

本文に一番多用される文字は明朝体です。明朝体は読みやすいよう形づけられた点が多々あります。書物なども本文箇所は多くが明朝体でウエイトも細めのものを使用していることが多いようです。
また、最近では本文の文字もLighterより細めのゴシックや丸ゴシックを使った書物も見受けられるようになりました。太いゴシックは文字つぶれをひき起こしますので論外ですが、細いゴシック系は読ませる文字としての活用も普通になってきています。
2番の字間(カーニング)と3の行間、4の行文字数は密接に関係しますので、まとめますと

1.行文字数
行文字数は本文の場合45文字未満が推奨です。
2.行間
字数が多くなれば行間を広めにとることで読み疲れが軽減し、字数が少なければ行間も狭めていくことでバランスが取れます。
3.カーニング
カーニングについては本文記載の場合はあまり字間を明け組みすることは無いようです。
4.段落
段落のインデントはジャスティファイと呼ばれる範囲均等割付けで頭も末尾も揃えが基本ですが、ショートコラムなどは成行き割り付けで味わいを出すこともよくあります。
 

本文やページネーション(ページの関係性)の文字組みの仕方で、読みやすさや読む楽しみが左右されることもあり、読ませる文字の字形操作は雑誌や書籍で特に重要な要素と言えます。

 

名刺ファーストでは400種類以上のデザインテンプレートをご用意!
文字に味付けなど無料でご要望に合わせてカスタマイズ可能です!

 

 

テンプレートから選んでかんたんにオリジナル名刺をが可能!
メールでの相談も承っています。
気になった方はお気軽にお問合せください!

お問合せ: meishi@firstinc.jp
更新日: 2021/02/09 カテゴリ: 名刺のこだわり 豆知識 名刺デザイン
半透明名刺で作成
スタンプカードキャンペーン