画像を使用しての名刺について

画像を活用しての名刺というのも定番スタイルとして確立されてきた感があります。
プロの写真家の撮った画像を印刷して素晴らしい出来栄えになることもあれば、画像特有のノイズが目立ったりシャドーがきつく仕上がったりして印刷段階で苦心することもしばしばあります。
印刷用の画像で仕上がり結果が大きく変わる要素としまして以下の点が挙げられます。

ポイント1解像度サイズ

解像度 低

解像度 低

解像度 高

解像度 高

解像度はデジカメなどではデフォルト設定で300dpiになっているのが多いかと思います。印刷の推奨解像度は基本的に300dpi以上で弊社では350dpiを推奨致しております。Webなどのサイトに掲載する画像解像度は高すぎるとページの読み込み負荷がかかる理由からなるべく低い情報量で載せていますのでWeb画像を活用する際は注意が必要です。そもそもWeb画像の場合肖像権フリーか否かの問題もあります。

 

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ポイント2露出の調整具合

露出調整 ×

露出調整 ×

露出調整 ○

露出調整 ○

光の取り込み具合によって画像の良し悪しは決まることが多々あります。

 

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ポイント3ピント調節

ピント調節 ×

ピント調節 ×

ピント調節 ○

ピント調節 ○

スマホのカメラ機能は近ごろ相当質の高いものになっています。逆にコンデジなどのピント調整がぴたりと決まらない画像が印刷するとノイズ感が出てしまうことがあります。オートフォーカスでもピントの設定には注意が必要です。

 

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ポイント4背景・アングル・色相構成の良否

これは写真撮影の基本になりますが、被写体を映えさせる構図やアングルや背景との色合いがマッチしないと焦点のぼけた画像になります。

その他もちろんカメラの性能などで仕上がり画質は変わってくるのですが、
幸い名刺はサイズが印刷物としてはごく小さい版面となっていますので、
解像度とピンとさえしっかりしていれば編集用ソフトの補正で多少のことは調節可能です

 

名刺に向く画像の種類、向かない画像。
---人物画像---

顔写真・人物画像の場合

人物・顔写真の場合は 1影、 2ノイズ 、 3アングル が重要です。

 

1番は影の使い方です。基本的にレフ版などを使って影が乗らないようにするのが人物顔写真の定石ですが、場合によっては表情・輪郭に深みと引き締め感を出すためにあえてつける場合もあります。映像や写真の高等テクニックになってきますので普通は極力影の乗らない画像に仕上げる方が仕上がりはきれいになります。

ノイズに関しては顔写真には大敵です。特に肌を印刷する際にはノイズが入ると写りの質や写真のレベルが格段に落ちた感じに見えます。人の肌はきめ細かければ細かいほど美しいものですがよく言う粗い画像というのはノイズが目立つことが大きな理由ですが当然肌の見た目も荒れた感じがしてきます。また顔が小さい写真はノイズが目立つ傾向にあります。極力顔はデカく名刺には載せる事をおすすめいたします。「デカいツラ」は印刷では二重丸です。

最後のアングルに関してですが、これもまた人によりけりで自分の写り具合や程よい角度などを熟知している人はきれいなアングルで写真撮りができますが、写真があまりお好きでない方は難しいことのようです。よく言われるのは自分が見るより人に見てもらうことを優先して写るのがコツのようです。自分が一番見えないのは自分ということでしょうか。

写り方のコツといたしましてはやりすぎは禁物で何でも軽くが美しく写るということです。笑顔も過ぎれば写りが大げさになったりします。ポーズも大きすぎてはみる方が違和感を覚えます。軽く手を上げる、軽く微笑む、軽く上を向く という感じで最初はちょうどよいかもしれません。 参考程度に・・・・私モデルの経験も人物写真をちゃんと撮ったこともほとんどありませんので、たわごと程度にお聞きください。

風景画像の場合・情報量という観点

風景などの画像を背景前面に載せるタイプの場合

風景メインの画像をバックに入れ込むお名刺もデザイン的に見栄えがあって写真次第では上質の名刺に仕上がります。
この場合も画像の向き不向きや留意する点が多々あります。
まず名刺は主に文字を「読んでいただく」ことが第一の要点となりますので画像のインパクトに主眼を置きすぎると文字がとっ散らかったり、文字が見づらかったりして名刺として完成度が損なわれてしまいます。 そこで基準にしていただきたいのは画像の情報量という視点です。
 

白文字

白文字

白透かしバック

白透かしバック

情報量というと分かりにくいのですが簡単に言うと被写体がベターっとノペーっとしてゴチャゴチャしたところが少ないのが情報量の少ない画像で明度や色相の違い(コントラスト)が少ない画像です。
別の言い方をすると、文字の色は黒か白抜きが多いのですがその文字を目立たせるには背景が白に近いほど黒文字は判読しやすく明度が濃くなれば黒文字はだんだん見づらくなります。白抜き文字はその逆です。 意外とこの条件を満たす画像というのは意図して用意しないとなかなかありません。普通の画像・写真になりますとどこかしらに濃い色や明るい色の部分が存在してその上に文字がかかると判読しづらくなります。ぜひバックに画像を敷く場合にはこの点を意識していただくとよろしいかと存じます。 (※参照: 情報量多めの画像の場合は 袋文字という文字の輪郭に白フチを入れたり、文字の箇所だけ背景を白の透かしバックにしたりという対応になります。)

 

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構図・配置の重要性(トリミングの観点)

もう一つの名刺の向き不向き画像の留意点ですが、それは構図の問題です。

画像のデータをそのまま名刺サイズにハメ込める画像はまずありませんのでお手持ちの画像を名刺の縦横比に合わせてカットして合わせることから始まることと思います。このカット作業をトリミングと言いますがその断ちどころによっても名刺の出来栄えが大きく左右されます。
写真配置の基本の話になりますが、用紙の中に四角く収める画像を「角版配置」といい 用紙のフチまで画像が来ている配置を「裁ち落とし」と言います。大別するとこの2つが写真配置の主なものですがそれぞれ特性があります。
 

角版

角版

裁ち落とし

裁ち落とし

角版の場合は名刺の性質上版面スペースが小さくなりますのでスポット被写体のようなものをポイント挿入する場合こちらになります。ポイント画像としての掲載にむいた配置で仕上がり感は少し堅めのいわば「まじめな整然とした」構図になります。 スポット被写体を角版で挿入する場合は大きさとあまり細かい被写体を選ばない点を留意いただければそれほど問題はありません。

一方の裁ち落としは画像の端が途切れることなくいっぱいまであるということで空間の広がりが感じ取れる、いわば「時空の広がるイメージ」被写体への共感性や空間強調性が出ます。 裁ち落としの場合は構図を鑑みて4辺裁ち落としや、3辺、2辺の裁ち落とし、構図やその中の対象被写体の大きさなども意識してトリミングする必要があります。また先に説明の文字の挿入箇所を鑑みたトリミングも必要となってきます。

元画像のサイズによっては解像度サイズも関係してきます。 これらの点を鑑みつつ画像選択・トリミングで名刺の仕上がりは大きく左右されますのでご参照いただければ幸いです。

 

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画像には注意も必要

補足になりますが、角版が畏まり過ぎると感じる場合は円形や角丸版でトリミングすることでややカジュアルな感じにすることができます。又、少々特別な手法では人物画像や商材画像を型抜きでトリミングする手法も応用がきいてカジュアル感や楽しい雰囲気のデザインに仕上がります。
型抜きの場合はあまりきっちりと断裁ラインを取らず、ざっくりとした断裁ラインで縁取るとよりカジュアル感が増しますので親近感や遊び心を持たせるには良いトリミング手法です。

最後に画像の肖像権・著作権についてスペースを割きますが、被写体(主に人物)には肖像権があります。イラストやキャラクターなどには著作権があります。
SNSや投稿サイト等の普及で権利侵害などもよく耳にするようになってきました。 人物画像などは名刺本人以外を載せることはあまりないと思いますが、集合写真などを掲載する場合は要注意です。

あとWebの画像をそのまま使用する場合も会員登録した画像サイトの素材を載せるのは問題ないと思いますが、無関係のWeb掲載画像はじっくり著作権の存否を確認する必要があります。一応名刺も広告物の範疇になることから商用としての色合いが強いといえます。画像やイラスト画像を配信しているサイトには著作権に関する記述があると思いますのでよくよく確認していただき、著作権フリーと商用利用可能を確認して名刺にご利用いただくようにしていただければと存じます。

参考までに建築物にも著作権はありますが屋外建築物に関しては基本的に撮影や印刷物に利用するのは自由範疇になるそうです。営利目的で美術的要素の強いものの模造や設計レベルの模倣などは違法と判断されるようです。特殊な例として有名な話では、パリのエッフェル塔の夜間照明には著作権が発生するので、撮った写真をSNSに掲載などの2次的利用は違法になるそうです。

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更新日: 2021/02/01 カテゴリ: 名刺デザイン 名刺のこだわり 豆知識
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